2008年01月26日
笑う二宮金次郎の怪
これからお話することは、別に怖くもなんともありません。
先々週のはじめだったか。
長男を学校に迎えに行き、正門の前まで来たときに、
「おかあさん知ってる?うちの学校にもとうとう二宮金次郎さんがきたんやで。後ろみてみ」
というので、わざわざ車を止めてバックミラーで見てみた。
なるほど、学校の正面、校歌の歌碑の横ちょに、ちんまりと彼は立っていた…が、小さすぎね?
「ちっちゃ!」
「そやろ、なんであんなに小さいのか不思議やねん」
「まさか、経費削減…?でも、なぜ今、金次郎さん…?」
そのときはそれで終わったんだけど。
「おかあさん、金次郎さんいてへんやろ」
先週になってまた長男が言う。
言われて見に行くと確かにいない。ちっさい金次郎さん、いない!
「アレな。誰も知らんうちに置いてあったんやて。校長先生も教頭先生も頼んでないんやて。いつの間にか置いてあって、しかもオレらが言うまで先生は気づかなかったんやて」
うそっ!?あんな超目立つところにあったのに!?しかも、すぐ前に先生が車止めてるのに!?
「校長先生が持ってみたら、なんか焼き物みたいで、しかも金次郎さんの顔、薄笑いしてるんやて」
爆笑でも、泣き顔でもなく、薄笑い。き、き、気持ち悪いんですけど!!
「それ…教頭先生が信楽で焼いてきたんとちゃうの?(教頭先生は校外学習で児童と一緒に信楽によく行きます)」
「いや違うんやて。教頭先生は知らんのやて」
金次郎さんがいつからそこにいたのか、誰がなんの目的でそこにおいていったのか、誰も知らないし、そもそも金次郎さんがそこに立ってたことに一部の児童しか気づかなかったんだそうだ。いまは職員室にいるので、そのことを知らないままの児童が大多数ではないかと…
誰が金次郎さんを?
なかになんか、変なものしかけてないでしょうね?
「先生が一応ふってみたけど、普通の焼きものみたかったって。中からも変な音しないし、においもしないって」
だからって何日も職員室に置いてあるのもどうかって思うんですけどー。突然爆発したり、変なガスがしゅわわーって出てきたらどうするんですかね?
残念なことに、職員室に行く用事がまったくないため、現物を見ることができないのがもどかしい。せめてあのとき、写メをとるべきだった!
だけどほんとにちっちゃい金次郎さんだったんだよ。体長50センチもなかったような。ももひきはいてちゃんちゃんこ着て、薪しょって本読んでたよ。もちろんちょんまげだったし。
先々週のはじめだったか。
長男を学校に迎えに行き、正門の前まで来たときに、
「おかあさん知ってる?うちの学校にもとうとう二宮金次郎さんがきたんやで。後ろみてみ」
というので、わざわざ車を止めてバックミラーで見てみた。
なるほど、学校の正面、校歌の歌碑の横ちょに、ちんまりと彼は立っていた…が、小さすぎね?
「ちっちゃ!」
「そやろ、なんであんなに小さいのか不思議やねん」
「まさか、経費削減…?でも、なぜ今、金次郎さん…?」
そのときはそれで終わったんだけど。
「おかあさん、金次郎さんいてへんやろ」
先週になってまた長男が言う。
言われて見に行くと確かにいない。ちっさい金次郎さん、いない!
「アレな。誰も知らんうちに置いてあったんやて。校長先生も教頭先生も頼んでないんやて。いつの間にか置いてあって、しかもオレらが言うまで先生は気づかなかったんやて」
うそっ!?あんな超目立つところにあったのに!?しかも、すぐ前に先生が車止めてるのに!?
「校長先生が持ってみたら、なんか焼き物みたいで、しかも金次郎さんの顔、薄笑いしてるんやて」
爆笑でも、泣き顔でもなく、薄笑い。き、き、気持ち悪いんですけど!!
「それ…教頭先生が信楽で焼いてきたんとちゃうの?(教頭先生は校外学習で児童と一緒に信楽によく行きます)」
「いや違うんやて。教頭先生は知らんのやて」
金次郎さんがいつからそこにいたのか、誰がなんの目的でそこにおいていったのか、誰も知らないし、そもそも金次郎さんがそこに立ってたことに一部の児童しか気づかなかったんだそうだ。いまは職員室にいるので、そのことを知らないままの児童が大多数ではないかと…
誰が金次郎さんを?
なかになんか、変なものしかけてないでしょうね?
「先生が一応ふってみたけど、普通の焼きものみたかったって。中からも変な音しないし、においもしないって」
だからって何日も職員室に置いてあるのもどうかって思うんですけどー。突然爆発したり、変なガスがしゅわわーって出てきたらどうするんですかね?
残念なことに、職員室に行く用事がまったくないため、現物を見ることができないのがもどかしい。せめてあのとき、写メをとるべきだった!
だけどほんとにちっちゃい金次郎さんだったんだよ。体長50センチもなかったような。ももひきはいてちゃんちゃんこ着て、薪しょって本読んでたよ。もちろんちょんまげだったし。
2008年01月14日
成人式にまつわる思い出
本日、成人をむかえるかたがたにおいては、おめでとうございます。
さて、昨今の成人式では、アヴァンギャルド(死語)な和服の着こなしがメインになっておりますな。
着物やさんの看板も、以前はあの「美しいキモノ」の表紙をまんまパクったような、古めかしい美女がたおやかに微笑んでいたのに、今はちょっと正視できないような、ちかちかするような色彩に染められたギャルが笑顔をふりまいてらっしゃる。
特にヘアメイクが大違い。これやったら私の顔のつくりも、うまーいことごまかされて2割り増しくらいの美人に見えたかもしれんて。いや、そんなことないか。錯覚か。
バブルはじける直前の田舎町で迎えた成人式。
まず振袖選びから大いにもめた。
あんみつ姫が着るような着物をチョイスしたばあちゃん。
成金のバカ娘が着るような着物を勧める母。
どちらにもうんといわず、私が選んだのは無難な色柄の着物でした。
ヘアメイクは田舎町の自称「おしゃれなおばちゃん」。
できあがったのは、まんじゅうみたいにふくれた時代遅れのアップでした。
帯は気合入れて変わった結び方にしてくれたんだけど、会場に着いたらほかの子は帯にまで飾りがどっさりついてて、ひいた。
そんなにして写した写真。捨てたい。
ほんと、不細工がより不細工に、って感じ。
さて、昨今の成人式では、アヴァンギャルド(死語)な和服の着こなしがメインになっておりますな。
着物やさんの看板も、以前はあの「美しいキモノ」の表紙をまんまパクったような、古めかしい美女がたおやかに微笑んでいたのに、今はちょっと正視できないような、ちかちかするような色彩に染められたギャルが笑顔をふりまいてらっしゃる。
特にヘアメイクが大違い。これやったら私の顔のつくりも、うまーいことごまかされて2割り増しくらいの美人に見えたかもしれんて。いや、そんなことないか。錯覚か。
バブルはじける直前の田舎町で迎えた成人式。
まず振袖選びから大いにもめた。
あんみつ姫が着るような着物をチョイスしたばあちゃん。
成金のバカ娘が着るような着物を勧める母。
どちらにもうんといわず、私が選んだのは無難な色柄の着物でした。
ヘアメイクは田舎町の自称「おしゃれなおばちゃん」。
できあがったのは、まんじゅうみたいにふくれた時代遅れのアップでした。
帯は気合入れて変わった結び方にしてくれたんだけど、会場に着いたらほかの子は帯にまで飾りがどっさりついてて、ひいた。
そんなにして写した写真。捨てたい。
ほんと、不細工がより不細工に、って感じ。